甲状腺機能低下症-脂質異常症

血液中のLDLコレステロールや中性脂肪の量は、脂質の多い食事をとりすぎると多くなりますが、甲状腺ホルモンが不足しても多くなります。

脂質異常症:スクリーニングのための診断基準(空腹時採血*)
LDLコレステロール140mg/dL以上高LDLコレステロール血症
120〜139mg/dL境界域高LDLコレステロール血症**
HDLコレステロール40mg/dL未満低HDLコレステロール血症
トリグリセライド
(TG:中性脂肪)
150mg/dL以上高トリグリセライド血症
  • LDLコレステロールはFriedewald(総コレステロール−HDL-C−TG/5)の式で計算する(TGが400mg/dL未満の場合)。
  • TGが400mg/dL以上や食後採血の場合にはnon HDL-C(総コレステロール−HDL-C)を使用し、その基準はLDL-C+30mg/dLとする。

*10〜12時間以上の絶食を「空腹時」とする。ただし、水やお茶などカロリーのない水分の摂取は可とする。

**スクリーニングで境界域高LDLコレステロール血症を示した場合は、高リスク病態がないか検討し、治療の必要性を考慮する。

(日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版」より、一部改変)

食事のポイント

  1. バランスのとれた食事をしましょう

    食品の組み合わせを大切に主食・メインのおかず・野菜をそろえるようにしましょう!

  2. 脂ではなく油を

    肉や乳類由来の動物性脂質に偏らないよう、魚をとり入れましょう。油を使って調理する場合は、植物油を使うなど心がけましょう。

  3. コレステロールの多い食品のとりすぎに注意

    1日200〜300mg以下にしましょう。

  4. 食塩のとりすぎに注意

    高血圧を合併すると、動脈硬化を促進します。1日6g未満の塩分にしましょう。

  5. 砂糖、菓子のとりすぎに注意

    調味料、菓子類に入っている砂糖に注意しましょう。果物は適量摂取心がけましょう。

  6. 野菜、きのこは十分とる

    コレステロールの吸収を抑制する働きを持っています。また、緑黄色野菜にはビタミン、ミネラルも豊富です。

  7. 外食は隔たりがち

    上手に選び、食べ過ぎないようにしましょう。

  8. タバコは「百害あって一利なし」

    動脈硬化を促進させ、ビタミンC・E、カロチンなどの抗酸化物質が少なくなってしまいます。

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